1 | 2

6号警戒区域手前から、まだまだ津波被害の爪痕が残る海側へ

引くと左手に消防車が入る。

除染と瓦礫処理などは進めている。





さらに海側へ。福島県南相馬市小高区浦尻、井田川周辺

建物は土台しかない。電柱も立っているものは無い。
元々風が強かったが、さらに風が強くなる。風の音、鳥の声と波が打ち寄せている音があたりに響く。





供え物がある。
ちなみに、この周辺は原発事故のため救助はできなく、遺体の捜索なども遅れに遅れた地域だ。水が抜けなかったため、作業は困難を極めた。

みかんはかなり新しい。

防潮堤。向こうは太平洋になる。いたるところに水が溜まっている。
Googleマップの航空写真ではこの周辺を歩いている。道はより荒れて車では入れない。



防潮堤に登って。圧倒的な力で破壊されている。



ガードレールがなんとか残っていた。

陸側に向かって全部倒れている。

終わりに

 これをまとめている現在でも正直、精神的にまだ参っている。でも、現実を観てきて本当に良かった。ある意味、わかった気になっていたかもしれない。己で何にも触れていなかった。
 自分はこれらの写真で、何かの考えを押しつけるつもりは全くない。ただただ、現状を知って欲しい。そしてそのあとは、どうするべきか各々が考えることだ。