June 10, 2005

ジャック・マイヨール、海、死

The Days with Jacques - ジャック・マイヨールの海と夢

 故ジャック・マイヨールに密着したドキュメント。彼の素顔に迫っています。自分の人生観を熱くでも醒めてでもなくふつふつと語り、そして黙々とかつ優雅に水中を舞っていきます。水中では、3点セット(マスク、スノーケル、長めのフィン)とウェイトのみでいることを忘れさせるほど、当たり前のようにいます。当たり前のように深く潜っていきます。空気は肺のみに溜めているはずなんですが。
 彼にとって、スキンダイビングは日常であることをつくづく感じる描写。このドキュメンタリーが撮影された頃、年齢的にはもちろんすでに老人なのですが、水の中ではそれも感じさせません。

 自身はスキンダイビングはしませんが、最もシンプルで自由であり、同時に最も制約を受けるダイビングでもあり、多くの矛盾を抱えた不思議な方法だと思います。

余談:
 彼は首吊りによる孤独な死を選んだ。理由は孤高の人だったゆえの孤独、老いて自由が利かなくなる体、最近までの栄光と今のギャップ、それらによる鬱などが複雑に入り混じったのでしょう。

参考:
ジャック・マイヨール(20世紀異人伝)

June 6, 2005

ATLANTIS

ATLANTIS

 DEEP BLUE』や WONDER UNDER WATER』を落としているくせに、これ忘れてた…。
 監督はリュック・ベッソン。ジャン・レノが出演した『グレート・ブルー』が有名ですが、こちらはドキュメンタリー。ストーリーはほぼありません。大小の海洋生物をテーマに沿って、音楽と共に淡々と表現しています。『グレート・ブルー』はストーリーにより好き嫌いが分かれる感があるけれども、『ATLANTIS』にはエンタテイメント的要素はありません。
 環境映像的か、はまりもの的になるかは観る者のセッティングによるでしょう。青く染まることは確か。
 『DEEP BLUE』と比べると、地球規模的なダイナミックさというのでしょうか、そういうものが多少希薄になりますが、これはこれでダイバー、非ダイバー共に楽しめます。海に興味があれば。