July 16, 2006

ギルバート・グレイプ


ギルバート・グレイプ

 最近、デッドマンズ・チェスト』のため目につくことが多いジョニー・デップ。今となっては公開から10年以上経った『ギルバート・グレイプ』を、なんとなく再び観た。
 地方の寂れた町に住む青年ギルバートの役を、ジョニー・デップが演じている。彼の家族は、知的障害を持つ弟(レオナルド・ディカプリオ)と過食症で「陸に打ち上げられたクジラ」と同然な母(夫に地下室で首を吊られてから病んだ)、そして2人の姉妹。その家族の面倒を毎日見ながら、なんとか経営が成り立っている小さなデリに勤めている。
 こう書くと、桐野夏生氏が多く出しているような救いがない、入り込んだ者を「よくある小説っぽさ」から徹底的に遠ざけてしまう極めて重い現実的な話かと思うかもしれない。けれどもこの映画は、祖母とトレーラーハウスで旅をしているベッキー(ジュリエット・ルイス)に出会うことにより、救いや未来がある話になっている。
 出演者は今観ると皆若いが(当たり前)、演技のほうはしっかり磨かれているため、こちらの点からも安心して観ることができる。比較的最近ジョニー・デップ or レオナルド・ディカプリオファンになった人は、また別の魅力に気づくでしょう。

July 6, 2006

情報デザインにまつわる話

取説の作成現場をとりまく環境(ラプラス取説研究所)

 これが書かれたのは1996年8月で、家電製品に関して酷いのは少なくなったとは思う。が、ちょっと専門性が高くなる精密機器やソフトウェアの説明書は、完全に技術者もしくは設計者の視点で書かれた説明書というか仕様書がほとんどだなぁ。情報はとりあえず載せておくから、もーユーザでなんとかしてっていうのがあからさまで(情報が構造的におよびユーザの視点で全く整理されていない)。情報すら掲載していないのもあるけど。
 説明書はその製品とユーザの橋渡し役となるだけではなく、製品と同様にメーカーを象徴するものになりうる場合が結構あるから、もうちょっと丁寧に作られてもいいんだけどね。

 唐突に「情報が構造的におよびユーザの視点で全く整理されていない」に関して。Webディレクター / デザイナーなんていうのをやっていると、一営業や一技術者が本人オリジナルのシバリで熱く書いた原稿を「Webに載せたい」と迫られる場面がある。そういうのって内容以前に文書作法(見出しとか)からしてよくわからんシバリで(もちろん内容もまずい。カオスが支配しているというか)、とても企業サイトの一部として掲載できるレベルのものではなく。そもそもターゲット(どういう人に見せるのか or 読ませるのか)から揺れていたり。
 これはまずい原稿だというのをどうやってわからせるかとか、こっちでもかなーり直さなきゃなぁなんて労力を考えると、もーげっそり。仕事だから仕方がないと言えばそれまでなんだけど。大工が家建てるのをめんどくさがってはいけない。そうだそうに違いない! :p

 あ、個人サイトに関しては好き勝手にやればいいんじゃない。趣味なんだし。
 自サイトもかなりごっちゃりしている。ただ、一画面に関係ないリンクてムこ盛りは避けているかも。