コロール州発行のロック・アイランド&ダイビング許可証。US$15ナリ。15日間有効。シュノーケリングにも必要。
 違った州でダイビング等をする場合(例えばペリリュー島でとか)、他の州が発行する許可証を購入しなければならない。フィッシング・ライセンスなども存在し、ややこしいことになっている。
 余談で、近い将来、コロール州発行のロック・アイランド&ダイビング許可証は、US$25に値上げされるらしい。さらに書くと、ジェリーフィッシュ・レイクに入るのにもUS$30(!)かかるようになる。
 値上げの理由は、2年後にUSからの援助が打ち切られるため。USから独立したといっても援助はされており、パラオ人の40数%は公務員→その給料はUSからの援助金で賄われている。これからは観光で自立していかなければならない厳しい台所事情がある。
 現在、台湾資本が多く入ってきている。けれども、パラオ人以外は土地を持てなかったりして、海外資本にとってもいろいろ問題はある模様。


 
 自分のお土産。意外といい値段だったが、ついつい買ってしまった…。パラオのダイブ・サイトがへたうま(?)にまとめてられている。


追記

トラブル

 パラオ到着後、自分のスーツケースを他人に持っていかれた。同タイプはほとんど見かけないので、珍しい事態。数が多いSプロのならまだわかるが。出てこないし、同タイプのものがひとつ残っていたため、間違われたと気づき空港職員に相談。
 まだボケるには早い日本人のオッサンが持っていっていた。空港で解決したから良いものの、ボケてんじゃねーよバカ。付いてる札が違いすぎるだろ。一言も詫びないでどうでもいい言い訳をほざいたので、軽くキレて注意した。ありゃいい年してアホだ。荷物を間違えないように気をつけるのは、旅行の基本だろ…。

 肋骨を骨折して、3月13日に最後の通院。医者に「物理的にはくっついてるけど、強度が出てないからウエイトとかはやらないように。少しの痛みとか違和感があるうちは、バンドもつけてたほうがいい」と言われていた。
 今回、その1週間後にパラオに来てダイブしちゃったけど、微妙な痛みや違和感はやっぱりあった。まぁグアムでインフルエンザにかかりつつ気合でダイブしたとき(2005年。もちろんタミフル服用)よりも、安全ではあったと思うけど。余談で、前にどこかで書いたけど、南国だとインフルエンザは急速に治癒に向かう(本当)。

海の実際

 パラオの海は水族館みたい、とあまりいい印象を持っていない人はいて、事実そのような評もたまに見かけたり聞いたりする。良くも悪くもほとんどを観ることができてしまうからでしょう。逆に言い換えると、ちょーでかい群れとかジンベイが出るとか珊瑚が凄まじい、などといった突出したものが無いから。
 実際は十分いい海ですよ、ほんと。高いレベルで安定していることに何が問題あるのか、疑問ではある。
 コロール・ステイだとダイブ・サイトまでかなり時間がかかるので、次回パラオに行く機会があればクルーズ利用がいいかもな。ダイブ・サイト自体、多いし。それか自身で上級者の技術を持てたと思えたらペリリュー・ステイ。

 ところで、ブルー・コーナーは自分のイメージのほうがはるかに流れていた。ガイドが「ちょうどいい」と表現するときと、それより少し流れているときにダイブしたが正直、全く楽だった。
 流されて or 軽く泳いで着底地点に到達。で、岩を掴むかカレント・フックを引っ掛けてぼけーっとしていれば、前で様々な光景が繰り広げられる訳で。その後は離脱→ドリフトであまり抗うことが無い。私的に流れに逆らう形で延々とひーひー泳ぐほうがよっぽどつらい。
 ただし、ブルー・コーナーでもマスクが外れかけるような(not ずれるような)「かなり流れている」ときや、ペリリューのダイブ・サイトで「流れている」ときはしんどいはず。
 ペリリューのサイトでは過去、日本人ダイバーのパーティーが漂流→全員亡くなった。事故を起こしたダイビング・サービスは、今も営業を続けている。
 それと、「パラオのガイドは、ボートから海面に顔を突っ込んで潮を読む」というのを聞いていたが、本当に頻繁にやっていた。それだけ潮の流れの方向と速さが変りやすいのでしょう。

日本の過去

 日本統治の影響で、多くの日本語がパラオ語になっている。「ダイジョウブ」「モンダイナイ」等々はパラオ語です。年配の方には流暢な日本語を話す人もいる。
 最初に少し触れたが、多くの日本兵が亡くなった。戦跡を観たい人はペリリュー島に行くと良いでしょう。ペリリュー島では全滅に近く、生き残った元日本兵や遺族らもよく訪れている。