湿度とフランス人女性

じっとりして嫌な季節だが、会話している最中に「フランス人女性の髪の毛が湿度に最も敏感である」というのを唐突に思い出した。小さい頃、何かで読んで無意識下にそのまましまい込まれ、訳わからん条件が揃って今になって意識に噴出したんだろう。
で、ここは酷いインターネットですねでなくて検索エンジンで調べてみると、実際には「少女の毛髪で黒髪より金髪、そして直毛」が細く素直なため、最も湿度に反応しやすいようだ。「フランス人女性の〜」は、都市伝説に近いものなのかもしれない。
現在でも毛髪湿度計は存在し、精密なものは湿度による毛髪の伸縮を電気的信号に変換→処理し、より精度を高めている。
参考:ことわざから読み解く天気予報』(南利幸 著)より
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毛髪湿度計には西洋の小さな女の子の髪の毛が使われています。髪の毛の色は金髪や茶髪で、今では茶髪が多いようです。日本人などの黒髪は金髪や茶髪に比べると太く、湿度による伸縮率がよくありません。西洋の小さな女の子の髪の毛は日本人の黒髪の三分の一または四分の一と細く、湿度に対する感度がよいので、湿度計に使用されているのです。また髪の毛はパーマをかけると感度が悪くなり、使用することができなくなります。人工的な手があまり加わっていない素直な髪の毛がよいのです。この選ばれた髪でもそのまま使用するのではなく、湿度計に使用するためには、事前に髪の毛に含まれている脂分を、苛性ソーダを使って抜き、その処理した髪の毛を五〇本ほど束にして使います。
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参考:毛髪湿度計(Google)

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