情報デザインにまつわる話

取説の作成現場をとりまく環境(ラプラス取説研究所)
これが書かれたのは1996年8月で、家電製品に関して酷いのは少なくなったとは思う。が、ちょっと専門性が高くなる精密機器やソフトウェアの説明書は、完全に技術者もしくは設計者の視点で書かれた説明書というか仕様書がほとんどだなぁ。情報はとりあえず載せておくから、もーユーザでなんとかしてっていうのがあからさまで(情報が構造的におよびユーザの視点で全く整理されていない)。情報すら掲載していないのもあるけど。
説明書はその製品とユーザの橋渡し役となるだけではなく、製品と同様にメーカーを象徴するものになりうる場合が結構あるから、もうちょっと丁寧に作られてもいいんだけどね。
唐突に「情報が構造的におよびユーザの視点で全く整理されていない」に関して。Webディレクター / デザイナーなんていうのをやっていると、一営業や一技術者が本人オリジナルのシバリで熱く書いた原稿を「Webに載せたい」と迫られる場面がある。そういうのって内容以前に文書作法(見出しとか)からしてよくわからんシバリで(もちろん内容もまずい。カオスが支配しているというか)、とても企業サイトの一部として掲載できるレベルのものではなく。そもそもターゲット(どういう人に見せるのか or 読ませるのか)から揺れていたり。
これはまずい原稿だというのをどうやってわからせるかとか、こっちでもかなーり直さなきゃなぁなんて労力を考えると、もーげっそり。仕事だから仕方がないと言えばそれまでなんだけど。大工が家建てるのをめんどくさがってはいけない。そうだそうに違いない! :p
あ、個人サイトに関しては好き勝手にやればいいんじゃない。趣味なんだし。
自サイトもかなりごっちゃりしている。ただ、一画面に関係ないリンクてムこ盛りは避けているかも。

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