今夏ナイフ状況

h''. 趣味とスポーツ 3

かなり溜まったので掲載…。今回、Chris ReeveのPacific以外は輸入している。輸入ではKnife CenterKnife Worksを利用。Knife Worksは在庫ありのものを注文したが、発送まで数日を要していた。国内はシェフィールドで(Pacificを予約)。


Firestrike FS45 / Tops
全長約33.5cm。鋼材は1095カーボンスティール(RC-58)。ハンドル材はブラック・リネン・マイカルタ。構造はフルタング。重量約567g。
大型で、重量もかなりある。が、リネン・マイカルタが全然滑らないので、素早く弧を切っても意外と安心感は高かったりする。これぐらいの重さがあると腕の力だけではなく、遠心力を利用して力任せに、という振り方もありでしょうね。
他の大型なこれ系のナイフを選ぶとき、Cold SteelのRECON SCOUTとかも候補になるのかな。Firestrikeのほうが5oz重くなる。まぁゲリラ掃討作戦でジャングルに入るとかでない限り、どっちも実用的ではないが。:D
シースに特徴があり、ぴったりとした必要最低限の大きさ。材質はカイデックス。なお、ベルトクリップは写真では反対側に付いている。
自身が持つ鋼材の中で、1095カーボンスティールは初だった。切れ味の印象は並。ちなみに、コーティングはかなりざらざらしている。


Pacific / Chris Reeve
全長292mm。刃長152.4mm。刃厚5.6mm。鋼材はS30V(55-57 RC)。刃付けなど実用面を考慮して、S30Vにおいてはやや柔らかめに処理している。ハンドル材はブラックキャンバスマイカルタ。構造はフルタング。重量329g。Chris ReeveとBill Harseyのコラボレーションモデル。2007年のAmerican made Knife of The Yearを受賞している。
デフォルトで切れる刃が付いている。実用的な硬度のため、さらに切れる刃を簡単に付けやすい。ネットではなぜかブレードが幅広に見える写真があるが、実物は全くもって普通。
ラインナップには、Pacificより少し小型でプレーン・エッジの、似ているNeil Roberts Warriorがある。あれも良質なナイフでしょう。
市場は慢性的な在庫切れになっている。基本的に受注生産で、店に在庫がなければ予約となる。店側も予約数より多めに仕入れるだろうが、かなりの人気があり、余剰分も早くはけてしまうようだ。余談で、自分は予約後、約1ヶ月で入手できている。
今回はPacificのみ国内で入手。USとの価格差はほとんどないか、輸入だと逆に高くつくことも多い。この値段(約3万)が妥当であるかどうかは個人の価値観によるでしょう。あらゆる点において、質が高いことは確か。タクティカル・ナイフの完成形のひとつに落ち着いている。
私的にはとても満足している。Pacificを入手したらfixed bladeのタクティカルなナイフ入手は、かなりの期間、落ち着こうと考えていた。落ち着けそうです。:D
なお、ブレードにはKG Gun-Koteが施されているが、それが度重なる酷使によってダメージを受けたら、送れば小額(といってもそれなりにするだろうけど)で再コートできる、というようなことが付属の説明書に書いてあった。まぁUSの住人だけが利用できるサービスだろう。
大型のタクティカル・ナイフ、いつかはChris ReeveかTopsだなーと思っていたら、結局、両方いってやんの…。


Rukus / Benchmade
全長25.7cm。鋼材はS30V。ハンドル材は黒い部分がG10、グリーンがマイカルタ。
フォールディング・ナイフとしては大型になる。刃付けは良く、全体的な精度もかなり高い。ベンチメイド・クオリティ?
AXISロックという機構により、スムーズなワンハンド・オープン&クローズが可能。YouTubeにも映像があった。状況によっては、開けるときはサムスタッドで開きつつ、下に振るパターンもあり。閉じるときは映像にもあるように、AXISロックを親指と人差し指で引きながら、軽く勢いを付けつつ&重力を利用して閉じる、で落ち着く。KershawのHawk Lockと少し似たような機構かも。
ちなみにこのRukus、家にある大型フォールディング・ナイフにおいて、総合でベストになっている(刃付け、精度、形状、扱いやすさ等々)。家にある小型のフォールディング・ナイフでは、KershawのHawk Lockが載ったR.A.M.がベストかな。中型は下記の580 Barrage。


580 Barrage / Benchmade
全長21.2cm、重量119g。鋼材は154CM(58-61HRC)。ハンドル材は420Jステンレスの上にValox(樹脂)。オズボーンによるデザイン。
ロックはAXIS-ASSIST Lock。開くときはassistedが載っているため、素早くワンハンドオープン可能。閉じるときはassistedによりかなりの反発があるため、両手で閉じたほうが無難。余談で、Barrageは弾幕や集中砲火などの意味を持つ。
刃付けはBenchmadeの他のモデルに劣らず良い。鋼材自体、切れる鋼材だし。
このメーカーで鋼材、載っている機構等々を考えると、ややリーズナブルでもある。おそらく、ハンドルにそれほどコストを掛けていないせいかと。樹脂は爪でこつこつ叩くと、頑強からは遠い音がする。


Juice CS4(Glacier Blue) / Leatherman
全長(折りたたみ時)86mm、重量155g。旅行用に。機内には持ち込まないよう、念のため。
ダイビングの重器材も、ちょっとした修理ならこれで行えてしまう。もっとも、ちゃんとしたツールはサービスやクルーズに置いてあるので、借りればいいんだけど。:D
この手のナイフというかツールはVICTORINOXがポピュラーではある。が、あれはある程度ツールが載ると、分厚くなり正直、使いやすくはない。見た目もギャグに近くなる。見た目がスマートで、強度の高いプライヤーも欲しいとなると、Leathermanだなー私的には。下記のツールが載っても扱いやすい厚さである。
・ニードルノーズ・プライヤー
・直刃ナイフ
・ワイヤーカッター
・ハードワイヤーカッター
・マイナスドライバー
(特小、小、中、大)
・プラスドライバー
・紐取り付けリング
・缶切り
・栓抜き
・アシスト付きコルク栓抜き
・ハサミ
・ノコギリ
・キリ
↑「アシスト付きコルク栓抜き」はそのままで、ソムリエナイフと同様、てこの原理を利用して開けられる。T字で大きく扱いやすそうだが、力任せになり実は使えない一般的オープナーよりいい。


Squirt S4(Storm Gray) / Leatherman
全長(折りたたみ時)57mm、重量56g。日常用に。このモデルはプライヤーのかわりにハサミがメインになる。
大きさも小さく、あるとまさに出先のちょっとしたときにかなり使える。
・ハサミ
・直刃ナイフ
・マイナスドライバー
(特小、中)
・平形プラスドライバー(小)
・爪ヤスリ/クリーナー
・キーリング取り付けパーツ
・栓抜き
・ピンセット
・定規

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