浮遊気味映像

d. 人文科学と芸術


WONDER UNDER WATER ─ 原色の海
 こーれとっくに落としたと思っていたら、落としてなかった…。
 監督はレニ・リーフェンシュタール氏。『民族の祭典』等を撮った伝説の方です。去年、101歳で亡くなりました。
 彼女、71歳でダイビングのライセンスを取得し(*)、熱帯の海に精力的に潜り、ひとつの作品にまとめました。極彩色の珍しい生物たちが、淡い青の中で淡々と生活しております。
 映像、映画は比較的多くの人が楽しめるものを取り上げているのですが、うーん、これはちょっと人を選ぶかも。なぜなら、解説やDEEP BLUEのようなストーリー性はないので、ただ一方的に享受する&エンタテイメント的に楽しもうという人には、色あせた風光に映ると思う。原色の世界なんだけど。
 以下に挙げるような人のほうが、楽しめる度は高いと思われます。
・熱帯の海が好きな人。特にマクロ派の人にはいいかもしれません。
・はまりものが好きな人
・(解説なし)世界遺産とか環境映像の類を眺めていられる人
・人間、やはり綺麗な海にたどり着くのではないだろうかと思っている人 😀
参考:レニ・リーフェンシュタール ART&LIFE(cine-tre.com)
(*)
 51歳と偽って取得した。人間やればできる場合は非常にあるという好例(無論、やってもできない場合もある…)。レギュは入れ歯してくわえたのだろうか、なんてどうでもいいことをついつい考えてしまいます。
 どこの団体のを取得したんですかね。PADI? どなたかご存知ですか?

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